天然物・植物素材
植物・微生物・海洋由来の化合物の発見と化学
全30件
日本の名城大学の研究チームが、スイゼンジノリのリポキシゲナーゼがα-リノレン酸を酸化して、サクリピン生合成の入り口となる中間体をつくることを明らかにした。
暨南大学の研究チームがArtocarpus communisから新規のオリゴマーを見つけ、生合成模倣合成で7種を7〜9段階でつくった。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、Okeania sp.から新規マクロリドを見いだして立体構造を解明し、トリパノソーマに対するナノモルレベルの活性を確認した。
中国中医科学院の研究チームが、脳浮腫・静脈不全の治療薬の原料であるエスシンIaの生合成経路の全体を解明し、タバコ近縁の植物で再現した。
ドイツのHIPSの研究チームが、粘液細菌の分類を28科・90属に広げ、生合成遺伝子クラスターのアトラスABC-Myxoを公開した。
中国農業科学院の研究チームが、朝鮮人参の集団ゲノムとジンセノサイド169種を併せて解析し、重要な分岐点となる酵素PgUXTとPgURTを見いだした。
伝統薬のオウバク由来のトリテルペノイドが、脂肪酸代謝酵素ACOT1の分解を誘導して炎症シグナルを下げたとする動物研究が報じられた。
絶滅危惧種のイヌガヤ属の植物から得られてきた抗白血病薬の、中核骨格の生合成経路をほぼ完成させた。
環境中の放線菌の発現していなかった遺伝子クラスターを目覚めさせ、バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌にも効く新たな抗生物質を得た。
高濃度では細菌を抑える抗生物質を低い濃度で用いて、隠れた二次代謝産物の産生を引き出す探索法である。
海洋微生物・海藻・海綿などから1年間に報告された新規化合物1,256種を、由来・活性別に整理した年次レビューである。
糖尿病のない肥満・代謝異常関連脂肪肝の患者を対象とした試験で、ベルベリンは内臓脂肪と肝臓の脂肪を変えられなかった。
フランスの研究チームの二重盲検試験で、サフラン抽出物は、準臨床的なうつ症状の複合スコアを変えられなかった。
海洋由来のアルカロイドがFDX1タンパク質を標的にしてクプロトーシスを起こし、オキサリプラチンの耐性も乗り越えた。
枳殻の水抽出物がマウスの海馬でカスパーゼ-4を抑え、神経新生とシナプスタンパク質を増やしたという動物実験の結果である。
北京大学の研究チームが、ベニバナの花に固有の成分HSYAの生合成酵素4種を突き止め、タバコの近縁種で一から合成した。
海から分離したストレプトミセスMAR4系統のゲノムを調べて、ハロゲンのついた新しい系統の広域抗生物質を見つけた。
黄耆のゲノムを解読して、アストラガロサイドIVを作る酵素6種を見つけ、ベンサミアナタバコで生産まで再現した。
標準治療を受ける駆出率低下型心不全患者で、チリチャンシン追加群の複合イベントのリスクがプラセボ群より低かった。
耐糖能異常と代謝異常を併せ持つ成人で、ジンリダ服用群の糖尿病発症リスクがプラセボ群より低かった。
サンシュユ由来成分のモロニシドが、脂肪細胞の分化を減らし、肥満ラットの体重増加を抑えた。
ポリープを切除した患者400人を対象とした二重盲検試験で、生薬顆粒の服用群は2年以内の腺腫再発の割合が低かった。
肥満・糖尿病予備群の成人18人にシナモンを4週間ずつ摂取させた結果、持続血糖測定の数値がプラセボ期間より低かった。
抗がん剤パクリタキセルの骨格のオキセタン環をつくる酵素を見つけ、タバコ植物で前駆体のバッカチンIIIを作った。
サンシュユの代表的な成分であるロガニンが、細胞と肥満ラットのモデルで、脂肪細胞の分化を抑える様子が観察された。
4通りの配合比を比較した結果、サンシュユとヤブサンザシの抽出物の7対3配合で、脂肪生成遺伝子の抑制が最も大きかった。